2016年 01月 30日
精進料理と普茶料理
facebookに投稿していたら
学生時代の友人が
勉強不足の私のために
こんな 丁寧なコメントをくれましたので
ここにも記しておきますね。
彼女が行った 山鹿の日輪寺さんの精進料理も
気になっています。
※ ※ ※
興福寺の普茶料理も美味しそうだねぇ。
私たちが学生の頃に食べた普茶料理は聖福禅寺さんでしたね。
懐かしく思い出しました。
私も昨年の11月に熊本県の山鹿市にある日輪寺さんで
精進料理を食べてきました。
その時に精進料理について詳しく調べたので
ここにその一部を書いておくね。
精進料理には主に二つの流れがあります。
一つは曹洞宗の開祖・道元が鎌倉時代初期に留学先の中国から
持ち帰り永平寺にて広めたとされる永平寺流精進料理です。
のちの茶懐石の元となったこの永平寺流精進料理は、
銘々にきちんと器に盛られ彩りも美しく素材の旨味を生かした料理です。
曹洞宗では料理を作ることも修行とする考えから、
今日でも曹洞宗の僧侶は永平寺にて料理修行もなさるようです。
もう一つは、中国の禅僧・隠元が江戸時代初期に日本に伝えたとされる
黄檗(おうばく)宗の精進料理(これが普茶料理)です。
開いた寺は黄檗宗大本山 萬福寺(宇治市)。
永平寺流が銘々に皿に盛られるのに対して、
普茶料理は大皿に人数分盛られます。
インゲン豆、西瓜、蓮根、孟宗竹(タケノコ)など、
様々な野菜を伝承した隠元禅師ならではの中国色の濃い精進料理です。
それぞれに特徴があって甲乙つけ難し。
両方美味しいよね~。
普茶料理は永平寺流よりやや揚げ物が多いようです。
次回長崎に行く時は、興福寺の普茶料理も是非食べてみたいです。
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by n-seifu
| 2016-01-30 13:12
| 美味しい話